今や折りたたみ椅子の代名詞ともなったヘリノックス(Helinox)ですが、その機能性の高さゆえに様々な類似品が出ています。
ヘリノックスの性能がいいのは分かりきってますが、なかなかおいそれと買えるような値段ではありません。
そこで、ヘリノックスの類似品の一つを購入し、いろいろと比較してみました。
今後の購入の参考にしていただければと思います。
目次
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ヘリノックスとは
80以上の名だたるアウトドア・ブランドにテントやトレッキングポールを供給する合金加工のリーディング・カンパニー「DAC社」(1988年創業)。その高い技術力や洗練されたデザイン力を生かして2009年に立ち上げたのが、アウトドア・ファーニチャーの世界的ブランド「Helinox(ヘリノックス)」です。優れた強度と柔軟性を持つ超軽量アルミニウムポールを採用した革新的なアイテムの数々は、登場以来アウトドア愛好家の熱い支持を得ています。
というわけでヘリノックスはアウトドアブランドの名前ですが、キャンプ好きな人やフェス好きな人の共通認識では、ヘリノックスと言えばヘリノックス・チェアワンをはじめとした折りたたみ椅子のことを指すと思います。
なぜこんなに売れているのかというと、
「背もたれがある折りたたみ椅子なのに、収納時はリュックに収まるコンパクトなサイズになる」
という点です。
今までは背もたれがないタイプならリュックに収まるサイズは存在しましたが、背もたれがありつつもリュックに収まるという点で革命を起こしました。

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- 出版社/メーカー: キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
- 発売日: 2012/03/09
- メディア: スポーツ用品
- 購入: 9人 クリック: 17回
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以前からこんなタイプの背もたれ付きの椅子はありましたが、これに思う存分もたれられるかというとそんなことはなく、背中の半分以上は出てしまうのであまりリラックスはできませんでした。
ですので、このヘリノックスは移動の多い野外フェスではかなり重宝します。実際にここ数年でかなり見かけるようになりました。
今回購入したヘリノックス
今回購入したのはこちら。ヘリノックスチェアワンのルバーブというカラーです。
値段は12,420円(税込)です。
折りたたみ椅子にこんなにお金を払うことになるとは思いませんでした。
袋がソフトタイプでより一層コンパクトに感じます。
中身は布部分と骨組み部分に分かれています。
組み立ててみました。キャンプ慣れしている人なら説明書を見なくても直感的に組み立てられると思います。
布の四隅に骨組みを差し込む部分があるのでそれを四ヶ所差し込むだけです。
ただし、上の2ヶ所を刺した後の残りの2ヶ所が若干力がいります。
実際の組み立て所用時間は、袋から出した所から始めて約1分でした。
今回購入した類似品
今回私が購入した類似品はこちらです。
価格はなんと驚きの2190円でした。 ヘリノックスを買う金で6個くらい買えてしまいますね笑。
大きさ的には、私がイメージしていたヘリノックスと同じくらいの大きさです。
しかし袋はヘリノックスとは違いキャンバス生地です。なので固く感じます。
まあこれもリュックに入れても問題ないサイズです。
中身はこんな感じ。骨組みとキャンバス部分に分かれています。これもヘリノックスと同じ。
こちらもキャンバスの四隅に骨の先端を差し込むようにして組み立てます。
実際の組み立て所用時間は1分でした。
慣れてない妻にやってもらっても1分20秒ほどでした。
要するに、ヘリノックスと変わりませんでした。
実際に組み立ててみるとこんな感じ。あれ?ヘリノックスとたいして変わらないじゃんと思いきや…
脚の一つが地面に接着していません笑。まあ座れば全部着くので問題ないのですが、やはり作りは雑ですね。
ちなみに収納用の袋は両側にストラップが付いているので、このようにポールに通すことで保管できます。
これはヘリノックスも同じです。
2つを並べてみた
とりあえず二つを袋に入れた状態で並べてみました。
類似品の方が一回り大きいですね。
もちろんどちらも問題なくリュックに入りました。
リュックに入るかどうかは野外フェスではかなり重要になってきます。
ちなみにコールマンの手すり付きの折りたたみ椅子と比べるとこんな感じ。差は歴然です。
次は組み立てた状態で並べてみました。
類似品の方が若干座る部分が地面から高い位置になってます。
とはいえ座った時の感じは特に変わりありません。
脚の先のゴムの部分も違いますが、これも特に安定性に影響しているような感じはありません。
座り心地はというと、ヘリノックスは背中部分がメッシュになっているので若干涼しい気がします。
安定性などは大差ありません。
ガタつきなども座れば感じることはありません。
収納時はきちんと畳まないと入らないかと思いきや、わりと雑に畳んでも収まります。こういうとこ大事ですよね。
ちなみにヘリノックスはフレーム部分が韓国製、キャンバス部分はベトナム製です。
類似品はどちらも中国製でした。
サイズは両方ほぼ同じですが、対荷重はヘリノックスが145kg、類似品は100キロと弱めになってます。
総重量は、ヘリノックスが960g、類似品は1kgでした。
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ヘリノックスのデメリット
ここで、ヘリノックスの個人的最大のデメリットをあげておきます。
ヘリノックスは値段が高いのもそうなんですが、めちゃくちゃ盗まれやすいんですよね…
キャンプなどでは折りたたみ椅子をそのままにしてサイトを離れることもあると思うのですが、ヘリノックスが高価なことはキャンプ好きなら全員が知ってます。
無人サイトに置かれたヘリノックスを見たら魔がさすような人もいるんでしょう。
実際検索してみるとそんな記事もあります。
実際に自分の知り合いでも盗まれたというケースを耳にしました。
なので、個人的には盗まれることに怯えながら使うより、類似品を雑に使う方が使い勝手がいいんじゃないかなーと思います。
まとめ
性能をまとめてみます。
ヘリノックス | 類似品 | |
価格 | 12420 | 2190 |
サイズ | 52×50×66 | 52×50×65 |
重さ | 960g | 1kg |
耐荷重 | 145kg | 100kg |
組み立て時間 | 1分 | 1分 |
快適性 | ○ | △ |
耐久性 | ○ | △? |
盗難 | × | △? |
こんな感じです。
耐久性はまだ買ったばかりなので未知数ですが、耐荷重を考えるとやはり類似品の方が壊れやすいのかなと。
また盗難に関しても知らないブランドならあまり盗まれる危険性も低い気がします。
まとめると、あくまでヘリノックスが欲しい!という方はやはりヘリノックスを購入した方がいいです。
そこまでこだわりがない、とにかく安い方がいいという人は、類似品でも全然満足できるレベルだと思います。
それぞれの用途にあわせてキャンプ、野外フェスライフをエンジョイして下さい!
こちらの記事もお勧めです。
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