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加盟店のカード手数料上限3%、ポイント還元2%でクレジットカードは普及するのか

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図:日本経済新聞より

 

この度、財務省と経済産業省から、消費税増税にあたり、クレジットカード会社に対し、加盟店から受け取る手数料を上限3%台にするよう調整するとのニュースがありました。

そして増税分は消費の落ち込みを避けるため、カード決済で2%をポイントとして還元するとの施策も検討しているそうです。

はたしてこれは効果があるのでしょうか?

  

私の考えとしては、あまり期待できないと思います。

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効果がないと考える理由 

なぜかというと、今でさえクレジットカード、例えば楽天カードを使えば1%還元されるのに、スーパーやコンビニなどで使っている方をあまり見かけないからです。

これは私が地方に住んでいるからかも知れませんが、まあ日本は東京大阪名古屋福岡以外はほとんど地方だと思うので、どこもこんな状況じゃないでしょうか。

 

「クレジットカードを使えば1%がポイントとして還元される」、普通に考えたらクレジットカードを使わない理由はないんですが、実際問題日本でクレジットカードはあまり普及していません。そんな中ポイント還元率を1%から2%に引き上げたところで使う人が増えるでしょうか?そんな変化でクレジットカードを使い始める人はもう最初から使ってると思います。

 

世耕経産相は「日本でクレジットカードの導入が進まなかったのは手数料負担が重かったから」と言っていますが、これはあくまでお店側の理由です。加盟店のカード手数料を下げようが、消費者がクレジットカードを使わない理由とは何の関係もありません。

 

クレジットカードを普及させるにはどうしたらいいか

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では、クレジットカードを普及させるにはどうしたらいいのでしょうか?

今からめちゃくちゃ乱暴なやり方をいいます。

 

1つの案は、現金払いの方が高くなるようにすればいいのです。

 

スーパーに現金払いの価格とクレジットカード払いの価格を併記し、現金の方が1%くらい高い金額を表示しておけば、あえて現金で払う人はいなくなるんじゃないかと思います。

クレジットカードを普及させるには、クレジットカード払いが得をする、ではなく、現金払いが損をするという感覚を植え付ける必要があります。

 

まあ普通に考えたらクレジットカードの方が手数料もかかるので実際にはそんなことができるわけないのですが、その時こそ補助金の出番じゃないでしょうか。

 

2つ目の案として、銀行からお金を引き出す時の手数料の引き上げ策です。

現状は平日昼間にATMでお金をおろせばだいたい無料で引き出せますが、これをお金がかかるようにしたらいいと思います。そして同じ場所でデビットカードの勧誘。これです。

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おわりに 

上に挙げたのはいずれも極端な案ですが、クレジットカードを普及させる目的がオリンピックでの外国人旅行者の増加に向けてだとしたら、ますます身を切る策を打っていかないと現状から全く変わっていかないと思います。

 

あと消費税増税の消費冷え込み対策でプレミアム商品券なんてのを考えてるみたいなんですが、同じところでクレジットカード普及対策と真逆のことをしようとしてるのはなんかのギャグなんですかね…

せめて商品券じゃなく決済機で使えるプリペイドカードならまだ分かるんですが。

 

なんだかんだ言って、税金だけ使って結局クレジットカードも普及しなかったという最悪の結末を迎えぬよう、目的をはっきりさせた対策を打ってほしいものです。

 

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